![]() |
トップページ > 色の話 > 今年最後の授業は「色彩交流法」を学んでもらいました。 | |||
今年最後の授業は「色彩交流法」を学んでもらいました。
ご訪問頂きありがとうございます。
埼玉県上尾市を中心に活動している
トータルカラー・スタイリングアドバイザー アクセサリー作家のSnowdrop 野川です。
福祉専門学校での今年の最後の授業は
色に親しんでもらうため『色彩交流法』を学んでもらいました。
言葉が伝わらなくても色で気持ちを伝えたり、読み取ったり
ゲームをすることや作品を作ることで楽しんだり、気持ちを解放したりできるんですよ!
色って心と密接に関係しているので、すごい力があるんです。
まずは和の50色のカラーカードで『カルタ取り』をしてもらいました。
事前に「ちゃんと50色覚えてきて」と宿題を出していたのですが・・・
ゲームはだいぶ白熱!しました。
ちゃんと覚えてきた人は読み札の途中でもカードを取っていきます。
なかなか難しいのでお手付きはなしに
(ありにすると全員がお休みになってしまうこともあるので・・・)
実は盛り上げるには読み札を読む順番も重要なんです(と私は思っています)。
親しみのある色や伝統色の独特の表現など
取りやすい札と難しい札を織り交ぜて読んでいきます。
何と最高は20枚!ゲットしました。
きれいな色を見ながらゲーム感覚で色の名前を覚えてもらえるので
私は好きなゲームの1つです。
古くから糸や布の染料や食用の着色料に用いられてきた「○○」
明治中期、鮮やかな合成染料の着物を好んだ芸者衆に由来する「○○色」
鮮やかな赤紫の色名は、春に花をつける木の名前から来ている「○○色」・・・など
どんな色かわかりますか?
続いては色を12色のカードに絞って
『色で心理をさぐる』を体験してもらいました。
色って気持ちにリンクしているので選んだ色には意味があります。
今回は「好きな色」「嫌いな色」をテーマに交流してもらいました。
お互いに気持ちを聞いていく側(色彩福祉士役)と参加者となって体験してもらいました。
ここでのポイントは、選んだ色について決めつけるのではなく、
「どんな感じがするのか?」「どんな気持ちになるのか?」「どんなイメージなのか?」
参加者の自発的な気持ちの開放が目的です。
(そこがセラピーとは違うところかな・・・と思っています)
実は昨日地元のディサービスに見学に伺い試してみたところ、
利用者の方にすごい変化が見られたんです!
やっぱり認知症が進んでいる方でもお話したいし、
気持ちは聞いてもらいたいんだなぁーと実感しました。
(色ってとても素敵なツールですよ!)
最後は『色で印象を作る』を体験してもらいました。
今回は看護福祉士にこれからなる学生なので
「夢」または「希望」というテーマで作品を作ってもらいました。
できた作品については、作品の良し悪しではなく
「どの部分が一番テーマを表しているか?」「どの部分に力を入れて作ったのか?」
「どの部分が好きなのか?」など、作品に込めた気持ちを聞いていくことがポイントです。
ここでも、作品について聞いていくことで、
自分の気づいていなかった本当の気持ちについて確認することができます。
出来上がった作品はこんな感じ(かなり個性があふれています)
人は困難や辛いことに知らず知らずに心の蓋を閉じてしまいがちなので、
時には思いっきり吐き出すことが必要です。
白い紙にその時に塗りたい色を思いっきり塗りたくるのもいい気分転換になりますよ!
是非、色の力を利用してハッピーライフを送りましょう。
『色彩交流法』についてはかなりご興味ありとの声を頂いていますので
来年はセミナーができればと考えています。
ご意見ご要望はこちらにお寄せ下さい!→ここをクリック
ホームページはこちらです。→ここをクリック
- 関連記事
-
-
今年度最後の授業は{色彩パズル」 2017/01/15
-
今年最後の授業は「色彩交流法」を学んでもらいました。 2016/12/30
-
配色効果についての授業をしました! 2016/12/08
-
コメントの投稿
トラックバック
http://2005snowdrop.blog129.fc2.com/tb.php/484-536acabd